重症心不全からの復活記録

重症心不全からの回復記録

拡張型心筋症or頻脈誘発性心筋症との闘病ブログです

入院したらすべき事 限度額適用認定証の発行

今日はちょっと違うタイプの投稿を。お役立ち情報的な感じです。

 

入院してすぐの頃はそれどころではなかったのですが、段々心配になってくるのは医療費。

いつまで入院するかわからない上、入院経験もないので費用がどれくらい掛かるのか全然わかっていませんでした。

 

月に数十万とか掛かるのかな、、と不安だったのですが、さすが日本の保険制度。

ちゃんと救済措置というか、費用軽減の制度が整っています。

それが、高額療養費制度というものです。

 

ただし、入院したら自動的に制度が適用されるわけではなく、自分で申請しなければなりません。

その中でも、必ず申請し取得した方がいいのは「限度額適用認定証」です。

なお、この記事では僕のケース(20代後半 会社勤め)で書いておりますので、ご了承くださいm(__)m

 

限度額適用認定証とは?

医療費が高額になっても、この認定証があれば自己負担限度額までとなり、支払う医療費を大幅に軽減出来るというものです。

 

実は、何もしなくても自己負担限度額は計算され、越えた分は後から会社の健康保険組合から戻ってきます。

病院から会社へ「診療報酬明細書」というものが送られ、限度額を越えた分は分かるみたいです。

 

しかし、この場合はあくまで後から戻ってくるというものなので、一旦は自分で本来掛かる医療費を立て替えないといけません。しかも戻ってくるのは3ヶ月後とかです。

 

入院が長引き、手術を受けようもんなら月間数百万の請求は当たり前、、

たとえ一時的であっても、かなり痛い出費ですよね。

というか、そもそもそんな大金いきなり全額払えません。。

 

そこで、この「限度額適用認定証」が大活躍!

 

年収によって限度額には差があるのですが、僕は通常だったら数十万〜数百万までかかる治療費を、80,100円+α/月まで抑えられました。

 

★年収毎の区分は以下をご覧ください。

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+αと書いたのは、例えば食事代やベッド台など保険適用外の費用は対象外のため、別途掛かってくる費用になるからです。

つまり、自分で払う分はこの限度額+αになるのです。

 

基本の医療費が8万円まで抑えられるのはめちゃくちゃありがたいです。

海外だと医療費が高すぎて入院してられない、なんて話もよく聞きますからね、、

財布から出ていく額が抑えられるのも非常に助かります。

 

ちなみに、認定証はこんなやつです。

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どこでもらえるの?

限度額適用認定証は、各健康保険の窓口に申請すれば取得できます。

申請先は以下の3通りですね。

会社勤めの場合は、3つ目の組合健保へ申請となります。

会社内に健康保険の窓口があるはずなので、その担当者に事情を説明し限度額適用認定証の発行を依頼すればOKです。

その際、社内書式での書類などがあるかもしれませんので、手続きに必要な書類などをメールで送って貰うとよいかと思います。

 

認定証が発行され次第、会社が手元に送ってくれます。

入院中なので受け取れない、という方はご家族に持ってきてもらうか、可能であれば病院宛に送ってもらうと良いでしょう。

病院に送付してもらう場合は、一応事前に病院へ確認して承諾を得るとスムーズかと思います。

 

使い方

認定証を手に入れたら、お会計時に提示すればOKです。

入院時と通院時それぞれで分けますと、こんな感じでした。

 

【入院時】

病院のスタッフさん(事務の方がいるはず)に毎月提示するのみです。

コピー取ってもらえば毎回出さなくていいんじゃ、、とは思っていましたが、一応毎回提示が必要なんですかね。

 

ちなみに、入院費はクレジットカードでの支払い、自動引き落としにしていたので振込の手間などはありませんでした。

ほとんどの病院が対応しているものと思いますが、カード払いの対応可否を聞いてみるといいでしょう。

ちなみに僕がいた病院では、入院時にクレジットカード払いの申込書みたいなのを渡され、それに記入し、確か窓口にカードを提示しました。

その時は病室から出られない状態だったので、家族にお願いしました・・(汗)

 

【通院時】

帰る前の会計時に窓口へ提示します。

すると、これを基に医療費を計算してくれるので、あとは会計完了後支払いをするだけです。

 

他に確認しておいた方がいいこと

限度額適用認定証の発行方法と使い方は以上です。

 

もう一点、確認しておくとよいのが「会社独自の制度」です。

これは制度の有無と内容で変わると思うのですが、僕の勤め先には「付加給付」という制度があり、幸いこれを受けることが出来ました。

自己負担を減らすことを目的に、数万円/月を支給してもらえるというものです。

 

支給は3ヶ月後ですが、大変素晴らしい制度なのでありがたく利用させてもらっています。

これは国で決まっている事ではないので、健康保険組合の担当者に聞いてみるといいかもしれません。もしくは、HPを見てみてもよいでしょう。

 

 

 

いかがでしょうか。

ただでさえ身体の事で不安なのに、お金の不安もあると精神的に結構シンドイものがありますよね。。

限度額適用認定証は一度発行すれば1年間有効なので、入院時はもちろん退院してからの通院時も使えますので、発行をおすすめします!

 

また、普段目にすることは少ないと思いますが、勤め先の健康保険組合にホームページがあればそこを見てみるのも良いと思います。

知らなかった制度などがあり、少しでも自己負担を減らすことができるかもしれないので、、

 

ご参考になれば幸いです。